www-admin@hp.phys.titech.ac.jp 次世代ガンマ線天文衛星GLASTの国際共同開発

次世代ガンマ線天文衛星GLASTの国際共同開発

GLAST は 2006 年度打ち上げ予定のガンマ線天文衛星であり、米国スタンフォード 大学を中心に、日本 (広島大、宇宙研、東工大)、イタリア、フランス、 スウェーデンなどの国際共同プロジェクトです。1990年台に活躍した COMPTON 衛星には EGRETと呼ばれるガンマ線検出器 が搭載され、 100 MeV から 10 GeV の領域で 271 個の「ガンマ線天体」を発見しました。しかしながら、X線領域では 100000個を超える天体が発見されていることを考えれば、EGRET の感度は未だ十分 とは言えないことがお分かりいただけるでしょう。 GLAST は、EGRET の観測領域をさらに広げると同時に(50 MeV から300 GeV)、 ガンマ線天体の検出感度を2桁向上させようとする衛星です。
河合研究室は GLASTの日本チームメンバーであり、LAT とよばれる主検出器の シミュレーター開発に参加しています。